アテネオリンピック開会式

2時40分から朝までテレビにかじりつき。オリンピックの開会式見るの実ははじめてだったりするが、何より間に合ったことに感動した。ギリシャで一度、船の出航に併せて頼んでおいた迎えが出向ギリギリになっても来ず、ホントに直前になってやってきた車をかっとばしてなんとか間に合わせたことがあった。ドライバーは「ほら、間に合っただろ?」と得意げだったが、「間に合ったじゃねーよ」と日本語で突っ込みまくり。でもまあ「つじつま合わせは得意なんだよな、確かに」と妙なところで感心。
2ヶ月前にアテネを見たときは「本当に開催する気あるの?」「何で空港から地下鉄がまだ線路すら引いてないの?」と状況だったんで、本当に頑張ってムリヤリ間に合わせたか、または間に合わせたことにした、というところかなあと。でも開会式はギリシャならではの幻想的で斬新な演出方法が素晴らしくて、あまりの感動に身震いがするほど。お気に入りは愛の神エロスがギリシャの歩みとともに空を飛んでいるところと、先史時代からヘレニズムぐらいまでのパフォーマンス。彫刻を模した動きが逆に生命の躍動感を感じさせる。メッセージもとっても判りやすかったし、良い開会式だったと思う。
いずれにしてもギリシャはやっぱり本番には強かった、やるじゃんとちょっと見直す。いつでもどこでもシエスタしたり休んだり仕事中でもサボったり、とのんびりしてるだけじゃないらしい。