ラジオで聞く女子フィギュアスケート

はじめて社会人になってから10年間使ってきたビクターの28型ワイドテレビが突然壊れた。うわー、荒川静香見たかったのに〜!トリノオリンピック特集番組で「世界一のイナバウアー」の虜になってしまい、荒川選手の選択に涙が出そうになりながら番組を見ていたのである。自分の最大の武器だと信じてきたものが直接得点には結びつかないものになってしまい、一度は封印、しかし「自分らしさ」を取り戻すためにあえて復活させた、という筋書きだったと思う。自分の信じてきた「自分」を否定された時に人はどうするか?
テレビの方は叩いても揺らしてもうんともすんとも言わず、結局朝、出勤の支度をしながらラジオで聞くことに。荒川選手の演技が終わり、「あ〜、スルツカヤ転倒!」というアナウンサーの声を頼りに場面を必死に想像する。・・・うーん、頭の中がフル回転しているせいかフィギュアスケートなのに全然優雅じゃなく、何だか忙しいぞ?優勝が決まった瞬間は大興奮したものの、フィギュアスケートはやっぱりラジオで聞くものじゃないという結論に。早くテレビ買いに行かなきゃ。