ファロー四徴症の手術

そして手術の当日。ゆうくんが目を覚ます前に、と朝6時過ぎには病院に到着。ゆうくんはまだすやすやと眠っていた。7時前に目を覚ました時にはママが目の前にいたのでご機嫌みたいだった。8時過ぎに薬を飲んでぼーっとしてきたところで手術室へ行き、麻酔科の先生にゆうくんを預けて9時頃から手術を開始する。
妻と2人で家族待機室へ行き、仮眠をしたり交代で食事に出たりして経過を待つ。途中、煙草を吸いに外に出たら多井畑厄神でお参りしてきたという父にばったり。「ついでに」と様子を見に来てくれたらしい。結局6時間ちょっととほぼ予定通りの時間で手術は無事完了。9mmあった心室中核欠損の穴をパッチでふさぎ、肺動脈狭窄の原因となっていた余計な筋肉を切り取るだけで、人工弁や右心室を広げたりする処置は必要なかったとのことだった。まだ心内膜炎や縦隔炎など感染症の心配はあるけど、このまま順調にいけば大きくなって運動なども制限なくできるようになるらしい。良かったね、ゆうくん!
ICUへ搬送されたゆうくんの顔を術後はじめて見た時にはこれまでの色々な感情が沸いてきて、不覚にも涙が止まらなかった。妻はほっとした顔で優しくゆうくんの頭をなで続けていた。ゆうくんはえらいね。本当に良く頑張ったよ。い〜っぱい寝て早く元気になるんだよ。