神戸港

ハローワークで紹介された職業訓練校の入学テストにポートアイランドまで行って来た。オフィスワーク(貿易科)という内容で、前職で少し関わった国際貿易関連の法務知識などが学べるのでちょっと興味を持ったのだが、試験自体は「本当にこれでいいの?」というくらい簡単なもの。「成績のいい人」を求めているのではなく、逆に就職するにあたって「訓練の必要な人」を募集しているのでは?と少し心配になる。発表は1週間後。

神戸港は震災時に横浜や大阪港へ迂回ルートが組まれたり、釜山や上海の港湾整備の進展による国際競争力の低下などが原因で、取扱量は今なお震災前の水準には回復していない。現在はポートアイランド第2期を中心に勧められている「先端医療産業特区」や「国際みなと経済特区」などを設立し、あたらしい「みなと」作りに賢明に取り組んでいる最中である。

神戸港では食料品や衣料品が中心で、白木や木工芸品などは殆ど取り扱いはないらしい。面接官は「神戸は高いからねえ」と言っていた。今後は港におけるリードタイムの短縮やコストの削減を目標にしているとのことだが、大阪港と連携したスーパー中枢港湾阪神港」構想が実現した際、この神戸港と神戸がどのような発展を遂げていくのか非常に気になっている。やはり神戸で生まれ育ち、そして神戸に帰ってきたのだからその思いは人一倍強い。