明日手術します

といっても、今受けている男性不妊治療の精巣精子採取のためで、入院するわけではない。過去椎間板ヘルニアで入院したことはあるものの、その時はブロック注射と安静療法だけだったので手術は生まれて初めてでちょっとビビる。しかも「抵毛しといてくださいね」とさも当たり前のように言われてしまい、しばらくは恥ずかしくて風呂屋にも行けやしない、ということで今日はまた大蔵谷の「龍の湯」へ入浴納め。

しかし手術費用がしめて20万円。このあと顕微授精・肺移植が1回20万〜25万円で、授精に成功したらしたで排卵誘発剤、注射代などなど。しかも成功率は30%程。保険がきかないとはいえ金がかかるなあ、ということを改めて実感。

一度は決断したはずなのに、ここまでやらないとできないという現実を突きつけられると、自分たちは本当は子供を望んじゃいけないんじゃないか?という気分になってくる。不妊治療が必要なカップルは7〜10組に1組。その中の40%強が男性不妊だという。ただでさえ子供を望まない人が増えているというのに、望んでいる人たちにとっても不妊治療は決して簡単に受けられるものではない。これじゃあ、出生率下がってもしょうがないわな。

不妊治療のために夫婦二人で仕事を辞められる環境にある人なんて、そうそういるもんじゃない。いや、男性の場合は何日かだけでも有休取れるような会社だったら辞める必要は全然ないんだけど、前はそれすら許してもらえるところじゃなかったからなあ。。。ちゃんと事情を説明して「心配するな、行って来い!」と言ってくれたかと思ったら、翌週には「なんで病院なんて行ってるんだよ!」と激怒。一事が万事、表の顔と裏の顔を見なければならない。休むのは罪悪。そんなところで、不妊治療なんて受けられないって。