喜んでばかりもいられないけど

t-yana2005-06-03

嬉しいコメント、お祝いのメールをくださった皆様、本当にありがとうございます。
今日で生まれてから早3日が経過。赤ちゃんって日毎に顔が変わっていくんだねー。寝ながらむにゃむにゃしたり笑ったりする顔は妻そっくり。大口を開けて欠伸する様はどうやら自分に似てるらしい。この病院では基本は母子別室で、赤ちゃんが泣くたび授乳にお母さんを呼びに来てくれるのだが、この子、いざ授乳室に行って妻が抱っこをすると途端にZZZ・・・。安心したのか何なのか、妻には「全く誰に似たんだか」と呆れられている。

でも喜んでばかりもいられない状況になってきた。昨日、今日と誕生後の検査で先生からカンファレンスを受けて、心室中隔欠損と右室二腔症という先天性の心臓病があることが判明する。胎内検診では「心臓も元気ですね」と言われていたのでショックだったのだが、胎内にいるときは血の流れが違うため見つけるのが難しいものらしい。

病気自体は今は治療法も確立されていて、遅くとも2歳までに手術を受ければ後遺症もない、運動も通常と変わらずにできるようになるらしいのだが、経過観察のために早々と1ヶ月程度の入院が決まってしまった。命の心配はまあないとのことなのでとりあえずは安心したが、妻と2人で探した可愛いお洋服も、生まれた日に大慌てで買ってきたベビーバスも使ってあげられないんだなあと思うと寂しくなってくる。一人、家に帰ってから無邪気に「餌をくれー」と甘えてまとわりつく猫の相手をしてたら、「一緒に帰りたかったな」「すぐに着せてあげられるよう、お洋服全部洗濯したのにな」「こんなに可愛いのになんでなんだろうな」と泣いてた妻の顔が浮かんできて、「頼むから判ってくれよ!」と少し泣いた。

でも一晩寝たらすっきりしてしまった。赤ちゃんはみんないろんな才能と一緒に何かを負って生まれてくる。それはもう、顔が一人一人違うように個性として捉えるしかない。その何かがハンデだったとしたら、もちろんそれはあるよりないに越したことはないんだけど、親としてはそれを天命として乗り越えられるようにできるだけの手助けをしてあげるしかない。だってこの子は自ら望んでうちへやって来たんだから。何が悪かったのかといつまでもくよくよしててもしょうがないってな感じで。

弟はまだこのことを知らないのだが、何かのきっかけでゆうくんのことを占い師にみてくれたらしい。それによると「この子の場合、『月』が入っているとってもいい名前です(やった!)」「でも大人になるまでに親は苦労するでしょう」だってさ・・・。
おう、苦労上等どんとこい!何があってもとうちゃんとかあちゃんが守ってやるからな!だからゆうくんも頑張るんだよ。